プロボクシングの第78回東日本新人王トーナメントは19日、東京・後楽園ホールで12階級の決勝戦が行われる。18日は前日計量が行われ、出場24選手全員が一発パスした。フェザー級の渡辺海(19=ライオンズ)は父が果たせなかった新人王獲得を目指し、吉田諒(30=ワールドスポーツ)と対戦する。
渡辺は計量をフェザー級リミットの57.1キロでクリアし、「実力のある相手なので油断はしていないけど、きれいなボクシングで倒して勝ちたい」と意気込みを語った。父・利矢さん(54)が元プロボクサーで、渡辺は父と当時WBC世界ミニマム級王者だった井岡一翔の影響でボクシングを始めた。将来の目標は世界王者。「そのためにも、まずは新人王を獲りたい」と、父が現役時代に挑戦し、果たせなかった新人王獲得を誓った。