【IBF世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦 ●ジェルウィン・アンカハス 判定 フェルナンド・マルティネス〇 ( 2022年2月26日 米ネバダ州ラスベガス )】
王者アンカハスが0―3の判定負けで10度目の防衛に失敗し、16年9月から5年5カ月守り続けた王座から陥落した。勝てば、昨年大みそかにコロナ禍の影響で中止になったWBO王者・井岡一翔(32=志成)との統一戦に臨む計画だったが、これで白紙に。試合後、アンカハスは「再戦条項を行使するつもり」と発言し、まずは王座返り咲きを目指す意向を示した。
番狂わせを演じたマルティネスは「統一戦がしたい。最高の相手と戦いたい」とコメントしたが、新王者にはIBFから指名試合の指令が出される可能性もある。次戦のプラン変更を余儀なくされた井岡陣営の二宮雄介マネジャーは「まずは契約がどうなっているのかを確認したい。いろいろな選択肢があるので、状況を整理して最善の道を選びたい」と話した。