武尊ド迫力“天心戦予行” 異なる方式も「試合のつもりでリングに上がった」
2022年02月28日 05:30
格闘技
![武尊ド迫力“天心戦予行” 異なる方式も「試合のつもりでリングに上がった」](/battle/news/2022/02/28/jpeg/20220228s00003000053000p_view.webp)
那須川戦は58キロ契約で、試合当日は62キロまでしか戻せないルール。それを見据え、減量後のリカバリーを61・75キロにして臨んだ。その肉体は体脂肪6%で鋼のようだった。
那須川戦が決まってからはボクシングWBA&IBF世界バンタム級統一王者・井上尚弥に連絡し、大橋ジムへの出稽古を敢行。K―1から転向した武居由樹とスパーリングを行うなど、ボクシング技術の向上にも努めた。その武居は解説として来場。「切れが全然違う」と武尊の進化を認めた。
決戦まで残り4カ月。「K―1ファンとみんなで喜べたらいいなと思う。それに向けて、人生を懸けて頑張る」と並々ならぬ決意を口にした。
≪Sバンタム級、金子が3代目王者≫第3代スーパーバンタム級王座決定トーナメントは金子が制した。ともに2試合連続KOで勝ち上がった玖村将との決勝は2Rに左右の連打でダウンを奪い、2―0の判定でベルトを腰に巻いた。金子の唯一の黒星は20年3月の玖村相手の判定負け。ベルトを懸けた再戦で雪辱を果たし「やってきたことが一つ形になったのはうれしい」と感慨に浸った。武尊、武居とK―1を代表する選手が王者になった階級。「もっともっと強くなりたい」とさらなる飛躍を目指していく。