ボクシングの元世界3階級制覇王者ワシル・ロマチェンコ(34=ウクライナ)が27日、領土防衛軍に入隊したことを明らかにした。軍服姿でライフルを肩にかけた写真をSNSに投稿。ロシア軍侵攻の際に避難していたギリシャからルーマニア経由で単身帰国し「(出身地の南部)ビルホロド・ドニストロフスキーで防衛隊が結成され、武装している。領土防衛にあたる」と報告した。現役最強ボクサーの一人に位置づけられるロマチェンコは20年10月に3団体統一世界ライト級王座から陥落したが、6月の世界再挑戦が有力視されている。
また、同じく帰国中の3団体統一世界ヘビー級王者オレクサンドル・ウシク(35=同)は連日、SNSで反戦を呼びかけ。26日にはロシアのプーチン大統領に「この戦争をやめろ」と訴えた。