村田諒太 進退は「ゆっくり休んでから考えます」 “世紀の一戦”振り返り「僕の大きな財産」
2022年04月11日 05:30
格闘技
前回の試合から2年4カ月のブランクで、戦う目的を見失いかけたこともあったが、88年ソウル五輪シンクロナイズドスイミング銅メダリストでスポーツ心理学者の田中ウルヴェ京さんの指導を受け、「自分への挑戦だと思ってリングに向かえた」という。ゴロフキンに勝ち「最強を証明する」という目標こそは達成できなかったが、「コロナ下で練習を継続しやってこられた自己肯定感はある」と語った。
現在の心境は「まだ感情の整理は当然のようにできる段階ではない」と説明。注目される進退については「ゆっくり休んでから考えます」とし、明言はしなかった。
≪激戦海外でも反響≫村田とゴロフキンの王座統一戦は海外メディアも報じた。ゴロフキンが9月に予定されるサウル・アルバレス(メキシコ)との第3戦に向けて前進という論調ながら、米スポーツ専門局「ESPN」(電子版)は両者の激闘を「ファイト・オブ・ザ・イヤーの早期候補」と表現。米ボクシング専門誌「ザ・リング」も「9回はラウンド・オブ・ザ・イヤーの候補」とし、専門メディア「ボクシング・シーン」は「ムラタは序盤の5回までゴロフキンに多くの問題を引き起こした」と村田の奮闘を伝えた。