元王者対決はメーンに昇格 元世界王者・久保「最後は嫌」前日本王者・佐川「自分にメリット」

2022年04月11日 16:12

格闘技

元王者対決はメーンに昇格 元世界王者・久保「最後は嫌」前日本王者・佐川「自分にメリット」
プロでは後楽園初見参の元世界王者・久保隼(右)と佐川遼 Photo By スポニチ
 ボクシングの元WBA世界スーパーバンタム級王者・久保隼(32=真正)と前日本フェザー級王者・佐川遼(28=三迫)が12日、東京・後楽園ホールで同級8回戦を戦う。11日は前日計量が行われ、久保は57・0キロ、佐川はリミットの57・1キロでパスした。
 当初は興行のセミファイナルを予定していた一戦は、小原佳太(三迫)―永野祐樹(帝拳)の日本ウエルター級タイトルマッチの中止によりメーンに昇格。プロでは初めて後楽園ホールで戦うという久保は「気にしてないです」と話したが、「セミの方がよかった。最後(の出番)は昔から嫌だった」と苦笑い。佐川戦の位置づけを「どの試合も世界戦と思ってやっている」と話し、展開について「予想よりも近い距離(の戦い)になると思う。佐川選手の方が持っているものは多いので、そこでいかに自分の武器を出していけるか」と語った。

 一方の佐川は「元世界王者に勝てればだいぶステップアップできる。自分にとってメリットがある試合」ときっぱり。久保については「左ストレートに独特なタイミングがある。ジャブもリーチが長く、(対戦相手は)距離感を狂わされてストレートをもらっている印象があった」と分析し、「そこの距離の取り合いで先に手を出せれば、ちょっとずつ自分の右ストレートも当たってくるのでは」と予想した。製菓会社コロンバンの営業マンという顔も持ち、試合当日は社長や専務、取引先などが応援に駆けつけるという。

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