尚弥 4団体統一へ7日VSドネアは「通過点にしかすぎない一戦」
2022年06月04日 05:30
格闘技
主要4団体で残るはWBOのエンジのベルト。この試合の意味を問われた王者2人はいずれも4団体統一に意欲を示したが、“距離感”は異なっていた。
ドネア「これこそがキャリア最大の一戦になる。この試合に勝てば私がまだ達成していない4団体統一王者という目標に近づける」
井上「バンタム級の4団体統一へ向けた大事な一戦になるし、4団体統一の目標に向けて、自分の中では通過点にしかすぎない一戦だと思っている」
井上は39歳のドネアに「花道をつくる」とかねて公言。この日も「無事に勝つことができたら、年内にでも4団体統一へ向けた試合をしていきたい」と先を見据えて話した。会見にはドネアとバトラーが契約するプロモート会社「プロベラム」のシェーファー代表も出席。本紙取材に「勝者を年内にバトラーと対戦させるのがプラン」と明かしていたが、「4団体統一は選手だけでなく全プロモーターの最終目標。実現できる選手もなかなかいない。その願いをかなえるためにも、必ず統一戦は実現させたい」と“公約”に掲げた。
ドネア撃破に抜かりはない。大橋ジムの大橋秀行会長によると、減量はリミットまであと1・7キロ。2日も調整ではなく激しい練習を行ったそうで、「5日前でこんなに動けるとは」と会長を驚かせた。会見後、試合前最後のジムワークを終えた井上はツイッターに「あと4日。ワクワクスルゼ」と書き込んだ。