アントニオ猪木さん死去 弟の啓介さん「苦しまずに逝った」と明かす 前夜は2人きりで40分過ごす

2022年10月01日 19:19

格闘技

アントニオ猪木さん死去 弟の啓介さん「苦しまずに逝った」と明かす 前夜は2人きりで40分過ごす
報道陣に話をする猪木啓介さん(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 元プロレスラーで、参議院議員を2期務めたアントニオ猪木(アントニオいのき、本名・猪木寛至=いのき・かんじ)さんが1日、自宅で死去した。79歳だった。横浜市出身。難病「全身性アミロイドーシス」で闘病中だった。
 実弟の猪木啓介さん(74)は、猪木さんの最期を「昨夜寝てからずっと…朝、息を引き取ったという感じ」とし「苦しまずに逝ったかなと思っております」と語った。

 30日の夜に部屋に呼ばれ、40分間2人きりで過ごしたという。その時の様子を「呼ばれて、(しぐさで)ドア閉めろというので閉めて。ただ、何か話をするのかなと思ったんですけど…。口は動いていたんですが、何を言っているか分からなかったので。でも、40分くらいずっと2人きりで部屋にいて。そのまま兄貴が寝ましたのでね、僕は家が近くですので、家に戻って。朝一番で飛んで来たんです」と明かした。

 「きのう、おとといくらいからちょっとおかしいかな。だけどずっと元気だったんですね」と語り、30日の午前中も「目も開けてしっかりしていたんです。昨日よく寝て、また元気になるかなと思ったんですけど、残念ながら息を引き取ってしまったんです」と悔やみながらも「これが運命だなと思っています。皆さんから慕われて、本当に良かったんじゃないかなと思います」と続けた。

 猪木さんと啓介さんは4歳違いといい、「兄貴としては、素晴らしい兄貴でした。兄弟ですからいろいろと文句もありますけど、自分にとっては(いろいろと)やっていただいた兄貴ですんで、自分自身も勉強させてもらいました。ブラジルの事業だとか、発電機の事業だとか、全部携わらせていただいたということで、兄貴には感謝しています」と語った。

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