プロボクシングWBO世界フライ級王者の中谷潤人(24=M・T)が練習拠点を置、所属ジムもある神奈川県相模原市の後援会「SAGAMIHARAサポーターズクラブ」の発足式と壮行会が10日、同市内のラウンジで開かれた。現在の会員数は約100人だが、この日は50人限定で開催され、同市の本村賢太郎市長も激励に駆けつけた。新型コロナウイルス下で世界王者となったため後援会発足が遅れたとあり、中谷は「本当にありがたい。皆さんで盛り上がって、期待していただければ」と感謝を口にした。
11月1日にさいたまスーパーアリーナで、スーパーフライ級デビューとなる元世界王者フランシスコ・ロドリゲス(メキシコ)とのノンタイトル戦が控えており、サポーターズクラブもバスで応援に駆けつける予定。中谷は「期待してもらっているパフォーマンスを出したい」と抱負を述べ、相模原市内での世界戦実現についても「ぜひやりたいので実績をつくりたい」と意気込んだ。
会員から対戦したい相手を問われると、スーパーフライ級では井岡さん(一翔、WBO王者)。皆さんに知られている王者とやっていきたい」とコメント。隣の座間市に住む3団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(大橋)と対戦の可能性についても「期待してほしい。そうなるように結果を残したい」と答え、拍手を浴びた。