元スーパーフェザー級世界王者・伊藤雅雪氏が引退式でプロモーターとしてアピール「リアルを提供する」

2022年10月22日 21:05

格闘技

元スーパーフェザー級世界王者・伊藤雅雪氏が引退式でプロモーターとしてアピール「リアルを提供する」
引退式でテンカウントゴングを聞く伊藤雅雪 Photo By スポニチ
 プロボクシング元WBO世界スーパーフェザー級王者・伊藤雅雪氏(31)の引退式が22日、東京・後楽園ホールで開かれた。「支えてくれる方々がいたから13年間やってこられた。自分を強くする責任が生まれて、人としても成長できた。今の自分があるのはボクシングのおかげ」とファンやスポンサー、家族らに感謝を述べ、感無量の面持ちでテンカウントゴングを聞いた。
 既にプロモーターとして活動を始めており、新プロモート会社「TB(トレジャーボクシング)プロモーション」を設立して代表に就任。第1弾として12月3日に韓国・仁川で前WBO世界バンタム級王者ジョンリール・カシメロ(フィリピン)―赤穂亮(横浜光)の10回戦をメーンとする興行の開催を発表済みだ。引退式後はリング上に残り、プロモーターとしてアピール。「こういうイベントを1つ1つ成功させて、リアルなボクシングを提供していって、日本やアジアから世界へ行けない選手を上へ引っ張れるようにチャンスをつくっていきたい」と決意表明した。

 東京・駒大高ではバスケットボール部所属だった伊藤氏は駒大在学時の09年5月にプロデビュー。フェザー級で12年に全日本新人王、スーパーフェザー級で15年8月に東洋太平洋王座、16年12月にはWBOアジア・パシフィック王座を獲得。18年7月、米フロリダ州キシミーで行われた王座決定戦でクリストファー・ディアス(プエルトリコ)に3―0判定勝ちしてWBO世界スーパーフェザー級王者となった。初防衛に成功後、19年5月にジャメル・ヘリング(米国)に判定負けして王座から陥落し、ライト級で2階級制覇を目指したが、今年4月に同級の東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック2冠王者・吉野修一郎(三迫)に11回負傷判定負けし、7月に引退を発表した。戦績は32戦27勝(15KO)4敗1分け。

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