WBCがライトフライ級統一王者・拳四朗にブドラーとの指名試合を義務づけ 総会で全階級の指名試合発表

2022年11月10日 08:23

格闘技

WBCがライトフライ級統一王者・拳四朗にブドラーとの指名試合を義務づけ 総会で全階級の指名試合発表
寺地拳四朗(撮影・藤山 由理) Photo By スポニチ
 プロボクシングのWBC&WBA統一世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(30=BMB)に対し、WBCが同級1位ヘッキー・ブドラー(34=南アフリカ)との指名試合を義務づけた。WBCが9日、メキシコのアカプルコで開催中の年次総会で全18階級の指名試合を発表した。
 寺地は1日、さいたまスーパーアリーナで行われた王座統一戦で京口紘人(28=ワタナベ)に7回TKO勝ちし、WBC王座の初防衛とともに京口が保持していたWBAスーパー王座と米リング誌認定ベルトを獲得。同じ興行で岩田翔吉(26=帝拳)を下したIBF同級王者ジョナサン・ゴンサレス(31=プエルトリコ)との3団体統一戦を希望していた。

 ブドラーは元WBA世界ミニマム級王者で、18年5月にWBA&IBF統一世界ライトフライ級王者だった田口良一(ワタナベ)に判定勝ちして2階級制覇に成功。IBF王座を返上後、同年12月に京口に10回TKO負けして王座から陥落したが、今年6月に挑戦者決定戦を制してWBC1位となっていた。通算38戦34勝(10KO)4敗。

 バンタム級では3団体統一王者・井上尚弥(29=大橋)が12月13日にWBO同級王者ポール・バトラー(33=英国)を破って4団体王座統一に成功し、階級変更に伴って王座を返上した場合、6月に井上に敗れた前王者で同級4位のノニト・ドネア(39=フィリピン)と同級1位ジェイソン・モロニー(31=オーストラリア)が空位の王座決定戦を行うことが発表された。ドネアは8月に現役続行を表明した際、スーパーフライ級に下げてWBO同級王者・井岡一翔(33=志成)との対戦などを希望していた。

 また、ジェシー・ロドリゲス(22=米国)が王座を返上したスーパーフライ級では、12月3日に米アリゾナ州で行われるフアンフランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)―ローマン・ゴンサレス(35=ニカラグア、帝拳)を王座決定戦とした。ヘビー級では王者タイソン・フューリー(34=英国)への挑戦者決定戦として元3団体統一同級王者アンディ・ルイス(33=米国)と元WBC同級王者デオンテイ・ワイルダー(37=同)の対戦が義務づけられた。

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