【ボクシング・アジア選手権最終日 ( 2022年11月12日 ヨルダン・アンマン )】
男子13階級の決勝が行われ、ミニマム級の荒竹一真(19=駒大)は21年世界ユース選手権ライトフライ級金メダリストのサンザー・タシュケンバイ(19=カザフスタン)に0―5で敗れて準優勝。83年那覇大会の荒井幸人、平仲信明、荻原千春以来、日本男子39年ぶりの金メダルはならなかった。
サウスポー対決は1回からスピーディーな攻防が繰り広げられ、中へ入ろうとする荒竹にタシュケンバイの伸びる左ストレートが再三ヒット。このラウンドのジャッジの採点は1―4だった。2回は荒竹がプレスを強めて先に左を当てていったが、ラウンド後半にカウンターの左や右アッパーを浴びて0―5。3回は荒竹がさらに前へ出て左右のフックを振るったものの、このラウンドも0―5で、ジャッジ5人のうち4人が27―30のフルマークだった。
今大会の日本代表は男子で荒竹が銀、フライ級の坪井智也(自衛隊)が銅メダルを獲得。女子はフライ級の木下鈴花(日体大)が日本女子初の金メダルに輝き、ミニマム級の加藤光(東洋大)、ライトフライ級の並木月海(自衛隊)、フェザー級の入江聖奈(日体大)、ライトウエルター級の鬼頭茉衣(中京大大学院)が銀メダルだった。