【ONE】青木真也 “ヌルマゴ軍団”の強豪と対戦!我慢比べの展開予想も「これ以上の刺激はない」
2022年11月16日 05:30
格闘技
今回のオファーでイザガクマエフの他にもう1選手候補がいたと明かした。「これはあんまり言うと嫌なのかもしれないけど。もう一個、二つ候補を言われて。もう一つは割とレジェンドマッチ寄りなカードと。もう一つはこの(イザガクマエフとの)カードを言われて、これやるって言ったもん。だってやっぱりフレッシュで、現場に入れて最前線でやれるっていうほど喜びあることないから。その意味では有難い楽しみですよ。本当に有難いと思っている」と最前線の選手と戦える喜びを口にした。
そして今回の試合は刺激的だという。「楽しいと言うか快楽と言うか刺激だと思いますよ。39、40近くなってきて選手を続けていると、皆なんかこう変わった人というか、社会的にあれな人の巣窟ではあるんですけど。やっぱり皆に共通して言えるのは、刺激ジャンキーだから、これ以上の刺激はないっていう意味で、やっぱりやりがいがあって楽しみですよ」と語った。
イザガクマエフの印象については「力強い昔ながらのロシア人じゃないですか。昔ながらのロシア人だと思いますけどね」と語り、「やっぱり上から攻めるのは強いと思いますよ。上から攻めるのに対して、僕は逆に上を取るのか、もしくは下からやるのかは試合をしてみないと分からないけど。何かとにかくやり甲斐があると思うんですよね。」と相手の上からの攻撃を警戒した。
今回の試合は我慢比べになると予想した。「我慢比べじゃないですか。何かこう我慢比べで負けないような試合をしたいと思いますけどね」と話し、「相手の出方が分からないですよね。中国人の時みたくホールディングして来るのか、もしくはちょっと動きがあるのか出方が分からないので、やってみないと本当に分からないです。そんなの現場のセッションだからお互い向き合ってみないと分からないよっていうことを毎回思うんですけど。向き合ってみてその日の空気、相手の体調、雰囲気、風、全部読んでやんないと分からないですよね。それが面白さだと思う」とつづけた。
この試合がONE通算20戦目になる。「まあ色々なことがあったなと思うし、何か俺がこれをやって来たんだということ以上によく手を替え、品を替えここまで辿り着いたなっていう気持ちの方が多いですね」と振り返った。
そして戦いのない人生をイメージがつかないから闘い続けている。「皆、勘違いしているけど、辞められる方が偉いからね。結局、辞められないんだよね。それを40歳に近づいたこんなオジサンに、いつ辞めますか?って引退みたいな話を聞くのが野暮で、辞められないからやってんだよっていうことに気付いた方がいいんじゃないか」と話した。
イザガクマエフが「青木を引退させる」と豪語しているが「ずっと言っているように辞める時は自分で辞めるのでご心配いただかなくて結構です」とキッパリと返した。最後に「この試合はおっしゃる通りに青木の試合だと思っていて、この日本向けの試合で組まれたってことは結局、他の奴らが二足三文というか役立たずだから、このマッチアップが組まれているわけで。その意味で僕の試合だと思っているので、一応しっかりやりたいなって思っています」とファンへメッセージを送った。