日本王座初挑戦のジロリアン陸、交通事故死の仲本工事さんに戴冠誓う「ベルトを巻いたら喜んでくれる」

2022年11月16日 15:34

格闘技

日本王座初挑戦のジロリアン陸、交通事故死の仲本工事さんに戴冠誓う「ベルトを巻いたら喜んでくれる」
宇津木秀(左)に挑戦するジロリアン陸は“ラーメンポーズ” Photo By スポニチ
 プロボクシング日本ライト級タイトルマッチ10回戦(17日、東京・後楽園ホール)の前日計量が16日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、王者・宇津木秀(28=ワタナベ)はリミットより200グラム軽い61・0キロ、挑戦者の同級4位ジロリアン陸(34=フラッシュ赤羽)は100グラムアンダーの61・1キロでパスした。
 プロ18戦目でタイトル初挑戦となるジロリアンは試合決定から約4カ月で14キロ減量。通常は試合2カ月前から減量を始め、昨年8月の前戦では苦しさのあまりに「メンヘラ状態になった」と引退も示唆したが、今回は「ちょっと余裕があって、そこまではいかなかった」と話した。「ラーメン二郎」からリングネームを取り、年間400杯以上食べるというラーメンも2週間前を最後に我慢。かつて計量後は神保町のラーメン二郎に1時間並んで食べたりもしたが、新型コロナウイルスの感染拡大後からテークアウトに切り替え、今回もうどんで胃を慣らしてから「千住大橋店」からのテークアウトを食べると明かした。試合当日は「ラーメン二郎」の関係者が札幌や京都からも応援に集結するという。

 11戦全勝の王者・宇津木を相手に、当初は「勝率5%ぐらい」と思っていたそうだが、練習を積んでいくうちに「五分ではないけど勝っても番狂わせではない」と考えられるようになったという。持ち味はパンチ力で「打ち終わりとか、意外とつけいる隙はある。当たらなくてどうしようもないという試合にはならないと思う」と予想した。所属するフラッシュ赤羽ジムの興行を毎回のように訪れていたタレントの仲本工事さんが先月、交通事故により81歳で死去。隣の席で観戦した9月の興行では今回の試合も「見に行くよ」と約束してくれていたそうで、「仲本さんにベルトを巻いた姿を見ていただきたかったが、巻いたら喜んでくれると思う」と必勝を誓った。

おすすめテーマ

2022年11月16日のニュース

特集

【楽天】オススメアイテム