尚弥 4団体統一へ“初心に返る”VSバトラー!8年ぶりの黒髪「髪の毛はその時の気持ちが表れる」
2022年12月11日 04:30
格闘技
![尚弥 4団体統一へ“初心に返る”VSバトラー!8年ぶりの黒髪「髪の毛はその時の気持ちが表れる」](/battle/news/2022/12/10/jpeg/20221210s00021000438000p_view.webp)
井上によると、デビュー当初は黒い短髪で、最後に黒髪で試合をしたのは21歳の時だという。ライトフライ級で世界王者になってから明るい髪の色を好むようになった。「髪の毛はその時の気分、テンションだったり、気持ちが表れると思っている」。バンタム級の「最終章」と位置づけた試合で、選んだ髪の色は日本人を象徴する黒。「ファンはこの日本で4団体統一王者が誕生するのをしっかり目に焼きつけてほしい」と誓った。
会見ではWBO王者のバトラーと初対面。「調子も良さそう。優れたボクサーなので、気を抜かずに自分の仕事をするだけ」と印象を口にし、グータッチで健闘を誓い合った。バトラー陣営は8日の公開練習で「井上の弱点はディフェンス」と指摘したが、「ディフェンスに徹したら一発ももらわない自信はある。倒しにいく中での被弾はあるが、実はディフェンスが一番得意というのを見せていきたい」と一蹴した。
フットワークを使って打ち合いを避けることが予想されるバトラーについて、大橋ジムの大橋秀行会長は「逃げることはできても、12ラウンド隠れることはできない」とズバリ。「相手が出てきたらすぐに終わる」と断言した。
《バトラー「非常に調子がいい」》バトラーは淡々とした表情を崩さなかった。「非常に調子がいい。リングに上がれば自分の仕事をするだけ。減量も予定通り進んでいる」と話し、初対面の井上を「いい選手。試合を楽しみにしている」と評した。英ブックメーカー、ウィリアムヒル社のオッズは井上1・02倍、バトラー15倍と圧倒的不利。「かなり厳しい戦いになると思っている」と認めたが、4団体統一の意味を問われると「イングランド人としては初めて。大きな意味がある」と力説した。