元世界王者の畑中清詞を父に持つ建人はデビュー13連勝 タイトル挑戦は「会長のゴーサイン出れば」

2022年12月11日 16:05

格闘技

元世界王者の畑中清詞を父に持つ建人はデビュー13連勝 タイトル挑戦は「会長のゴーサイン出れば」
<ボクシング 畑中建人・浅海勝太>判定で勝利した畑中建人(右)(撮影・椎名 航) Photo By スポニチ
 プロボクシングWBC世界フライ級15位、日本同級2位の畑中建人(24=畑中)が11日、名古屋市港区の武田テバオーシャンアリーナで51・3キロ契約8回戦に臨み、日本同級7位の浅海勝太(27=ハラダ)を判定3―0(77―75×3)で下した。これで戦績は13勝9KO。勝利後のリングでは「相手は気持ちが強い選手だった。僕は会長(元WBC世界スーパーバンタム級王者・畑中清詞)の息子で、ランクも(相手より)上なので(浅海選手は)食ってやろうという気持ちがあった。苦しかったけど(自分は)センスはないけど、気持ちで人に負けないと思っている」と激闘を振り返った。
 立ち上がりから丁寧にジャブを突き、右ストレート、右アッパーも見せて主導権を握った。中盤から距離を詰めてくる相手の右フックをたびたび被弾。ロープに詰められる場面もあり、一進一退の攻防となった。終盤7、8回は互いに足を止めて打ち合う場面が多く被弾も増える大接戦。前半の貯金で逃げ切った。フライ級で日本2位のほか、東洋3位、WBOアジアパシフィック1位につけ、タイトル初挑戦に備える状況が続く。「まとめるとか、コンビネーションを出す余裕がなくて、今日の内容は良くなかった。でもチャンスがあれば、会長のゴーサインが出れば」とベルト奪取に意欲を示した。

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