井上尚弥 4団体統一戦前日計量 まさかの30グラムオーバー 即計り直しでクリア デジタル体重計で

2022年12月12日 13:16

格闘技

井上尚弥 4団体統一戦前日計量 まさかの30グラムオーバー 即計り直しでクリア デジタル体重計で
<世界バンタム級4団体統一戦>計量オーバーし、苦笑いの井上尚弥(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【プロボクシング・世界バンタム級4団体王座統一戦 井上尚弥(大橋)―ポール・バトラー(英国) ( 2022年12月13日    有明アリーナ )】 バンタム級史上初となる4団体王座統一戦の前日計量が12日、横浜市内のホテルで行われ、WBAスーパー&WBC&IBF統一世界バンタム級王者・井上尚弥(29=大橋)はまさかの53・55キロと、リミットの53・52キロ(118ポンド)を30グラムオーバー。バトラーの計量後すぐに計り直し、リミットよりも70グラム軽い53・45キロでパスした。WBO同級王者ポール・バトラー(34=英国)はリミットより20グラム軽い53・50キロで一発パスした。世界戦の計量は日本ボクシングコミッション(JBC)が通常使用する天秤式の体重計ではなく、デジタル体重計が用いられた。
 2人は計量後のフェースオフで約10秒間にらみ合い、もう一度9秒間顔を突き合わせてからグータッチで別れた。試合にはWBOから特別に「統一ベルト」が懸けられることも発表された。

 23戦全勝(20KO)の3階級制覇王者・井上は試合4日前の9日に練習を打ち上げ。10日の公式会見では「あとは疲れを抜いて体重調整。いつもどおり調子良く仕上げました」とコメント。一方、34勝(15KO)2敗のバトラーは計量前日の11日までジムワークを行った。会見では「予定どおり進んでいるので計量の準備を整えている」と話していた。

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