“生涯無敗の男”重岡銀次朗 興毅氏とのスパー提案拒否、世界獲りへ「練習がしたいだけ」
2022年12月17日 04:55
格闘技
重岡はジムの先輩・吉田京太郎(25)と5ラウンドのスパーを行い、重厚なフックやボディーで圧倒。2回には強烈な左ストレートで4階級上のバンタム級選手をぐらつかせ、プロアマ通じて事実上無敗と“人生で負けたことがない男”の片りんを見せつけた。
「試合直前になるとやりたいボクシングが見つかる」と世界戦の先を見据え、さまざまな攻め方やディフェンスもテスト。「完成形はモンスター井上尚弥です。強いしディフェンスもできるし、自分から攻めつつ、当ててよけてというボクシングがしたい」と目を輝かせ、13日にバンタム級4団体王座を統一した井上に「強過ぎて参考にならないレベルだけど、刺激はかなりもらった」と明かした。
◇重岡 銀次朗(しげおか・ぎんじろう)1999年(平11)10月18日生まれ、熊本市出身の23歳。高校5冠などアマ57戦56勝で、1敗は兄・優大(ワタナベ、前日本ミニマム級王者)との兄弟対決を避けるための棄権。18年9月プロデビュー。19年7月にWBOアジア・パシフィック・ミニマム級王者(防衛2)、22年3月に日本同級王者(防衛1)など8戦全勝(6KO)。身長1メートル53の左ボクサーファイター。