プロボクシングの第69回全日本新人王決勝戦は17日、東京・後楽園ホールで行われ、バンタム級は松本海聖(21=VADY)が熊谷祐哉(23=M・T)に4回1分38秒TKO勝ちし、VADYジム初の全日本新人王に輝いた。
小学1年からVADYジムでボクシングを始め、アマ19勝6敗のキャリアを持つ松本が序盤から試合を支配。3回終了間際に右ストレートでダウンを奪うと、4回にも何度も熊谷をぐらつかせ、最後も強烈な右ストレート。レフェリーがノーカウントで試合を止めた。圧巻のKO勝ちに松本は「気持ち良いです。最高です。何が何でも勝つと決めていた。圧倒的にというのを意識して、それができたので良かった」と笑顔。がジム初の全日本新人王獲得に「良い恩返しができたと思います」と胸を張った。