WBOがバンタム級4団体統一の井上尚弥をスーパー王者に認定 転級の場合は指名挑戦者に

2022年12月20日 22:09

格闘技

WBOがバンタム級4団体統一の井上尚弥をスーパー王者に認定 転級の場合は指名挑戦者に
井上尚弥 Photo By スポニチ
 WBO(世界ボクシング機構)は20日、最新世界ランキングを発表し、新たにバンタム級王座を獲得した井上尚弥(29=大橋)をいきなりスーパー王者に認定した。井上は13日に前WBO世界バンタム級王者ポール・バトラー(34=英国)に11回KO勝ちし、同級史上初の4団体統一王者となっていた。
 正規王者とは別にスーパー王者を置くWBAとは異なり、WBOのスーパー王者は優れた王者に与えられる特別な称号で、10度以上の防衛か、10度未満でも対戦相手の知名度や技術が考慮されるなどの規定が定められている。日本人ではWBOのみで3階級制覇した田中恒成(27=畑中)がフライ級王者時代の20年1月に認定されたことがある。

 また、スーパー王者が階級を変更した場合は、新たな階級で指名挑戦者となる権利を有する。井上が来年転向予定のスーパーバンタム級はスティーブン・フルトン(28=米国)が王者だが、元WBC&WBA統一同級王者ブランドン・フィゲロア(25=米国)とWBCフェザー級暫定王座を懸けた再戦が内定。フルトンがフィゲロアに勝ってフェザー級に転向する場合、井上はスーパーバンタム級の王座決定戦に最優先で出場できる。対戦相手は現在のスーパーバンタム級1位ライース・アリーム(32=米国)、2位ルイス・ネリ(28=メキシコ)らが候補となってくる。

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