世界初挑戦の重岡銀次朗が公開練習「5回以内に倒す」 亀田興毅氏は「ボクシング界の顔になる」

2022年12月26日 16:14

格闘技

世界初挑戦の重岡銀次朗が公開練習「5回以内に倒す」 亀田興毅氏は「ボクシング界の顔になる」
<重岡銀次朗・公開練習>サンドバッグにパンチを打ち込む重岡銀次朗 (撮影・白鳥 佳樹) Photo By スポニチ
 【プロボクシングIBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦 ( 2023年1月6日    エディオンアリーナ大阪 )】 世界初挑戦するIBF世界ミニマム級5位の重岡銀次朗(23=ワタナベ、8勝6KO)が26日、都内の所属ジムで公開練習を行った。スパーリングは年内にまだ2回残しているというが、この日はシャドー、サンドバッグ、ミット打ちに加えて「普段はやらないが、試合前にルーティーンで入れる」というパンチングボールを叩くなど約1時間の調整。減量はジム入りの時点でリミット(47・6キロ)まで4キロと明かし、「やりたいこともスパーで形になってきた。凄く体の調子もいい。あとは体調と体重。その2点だけ気をつけたい」と話した。
 これまで対戦相手の試合映像は試合前に1、2回見るぐらいだったが、今回挑戦するIBF世界ミニマム級王者ダニエル・バラダレス(28=メキシコ、26勝15KO3敗1分け)の映像は「何回も見ている」という。試合のことで思い詰めないように「勉強というより、自信をつけるために見ている」そうで「何回見ても同じ。パンチ力も技術もスピードも俺が上と思います」と言い切った。試合については「勝つことはもちろん、自分は倒すことにこだわってやっている。理想は3ラウンドだけど、5ラウンド以内には倒します」とKOでの王座奪取を宣言。子供の頃より父・功生さん(47)から「勝つよりも内容」と言われてきたそうで、「空手をやっている時も悪い内容で勝つとメチャクチャ怒られた」と苦笑いを浮かべた。

 興行をプロモートする元世界3階級制覇王者の亀田興毅氏(36)は「今年はボクシング界が盛り上がったけど、23年は新たなスターが誕生する。ボクシング界の顔になると思っている」と期待。具志堅用高(元WBA世界ライトフライ級王者)が持つ世界王座13連続防衛の日本記録更新へ「2カ月に1試合ペースの2年で達成」を提案した。重岡は「それは無理です。年に3試合」とさすがに拒否しながらも、「年に3回できればボクシング界の顔になれるチャンスもある。勝ち方によっては一番目立てる」とハイペースでの連続防衛には意欲を示した。世界戦のため今年はクリスマスも正月もなく練習と調整に没頭するが、「むしろ、ありですね。俺だけ特別なことをやっているという感じ」と前向きにとらえ、「ユニバって(会場から)近いですか?近くにホテルありますか?」と取り囲んだ記者に質問。試合2日後の8日に友人とユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)へ遊びに行く計画を明かし「楽しみです」と早くも“自分へのご褒美”を心待ちにした。

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