挑戦者決定戦を控える矢吹正道が横浜で公開スパー 弟・力石のKO劇に「スイッチ入った」

2023年01月19日 18:59

格闘技

挑戦者決定戦を控える矢吹正道が横浜で公開スパー 弟・力石のKO劇に「スイッチ入った」
6ラウンドのスパーリングを公開した矢吹正道 Photo By スポニチ
 【プロボクシング IBF世界ライトフライ級挑戦者決定戦12回戦 ( 2023年1月28日    名古屋国際会議場 )】 IBF世界ライトフライ級8位で前WBC同級王者の矢吹正道(30=緑、14勝13KO4敗)が19日、横浜市内のジムで、IBF同級7位ロナルド・チャコン(31=ベネズエラ、28勝20KO1敗1分け)戦へ向けた公開スパーリングを行った。日本フライ級12位の大保龍斗(28=横浜さくら)をパートナーに6ラウンドの手合わせ。左ジャブで突き放して右オーバーハンドを再三ヒットし、5回にはロープに追い詰めての連打で大保に鼻血を流させた。
 地元・愛知にスパー相手が不足していることもあり、前週は神戸のサンライズジムへ出稽古して12ラウンドと10ラウンド、17日からは横浜入りして21日まで日本ミニマム級1位の小浦翼(28=E&Jカシアス)らと6ラウンドのスパーを3度予定。この日の内容は「ケガしないことが第一。そこまでガツガツ行かないようにしていた。タイミングが合ったら打っていっただけ」と振り返り、「(相手が)ボクサータイプなら得意だが、ファイターで来ても面食らわないようにファイタータイプの選手とスパーをやっている。合計100ラウンド行くのでは」と話した。

 21年9月に8連続防衛中だった寺地拳四朗(31=BMB)に10回TKO勝ちしてWBC世界ライトフライ級王者となったが、昨年3月の再戦で3回KO負けして陥落。7回TKO勝ちで再起に成功した同9月のタノンサック・シムシー(22=タイ)戦は「距離が遠すぎた」とし、「今回は多少打ち合ってもいい距離で戦いたいと思う」と抱負を口にした。減量は「あと4キロぐらいと書いておいてください」と答えたものの、今月6日に弟の力石政法(28=緑)が木村吉光(26=志成)に鮮やかな5回KO勝ちを収めてWBOアジア・パシフィック・スーパーフェザー級王座を獲得し「初めて刺激を受けた。次の日からスイッチを入れてやった」という。試合は故郷の三重テレビに加えてABEMAで配信されることも決まり、「全国の人に見てもらえるのでいいっすね。地上波とABEMAのコラボはなかなかないのでは」と歓迎した。

おすすめテーマ

2023年01月19日のニュース

特集

【楽天】オススメアイテム