前日本フライ級王者ユーリ阿久井政悟が世界前哨戦にフルマーク判定勝ち 年内にも世界初挑戦へ

2023年02月04日 21:54

格闘技

前日本フライ級王者ユーリ阿久井政悟が世界前哨戦にフルマーク判定勝ち 年内にも世界初挑戦へ
フルマークで3―0判定勝ちしたユーリ阿久井政悟 Photo By スポニチ
 【プロボクシング フライ級ノンタイトル10回戦 ( 2023年2月4日    東京・後楽園ホール )】 前日本フライ級王者ユーリ阿久井政悟(27=倉敷守安)が“世界前哨戦”を白星で飾った。ライトフライ級でWBC地域王者の実績があるジェイソン・バイソン(21=フィリピン)にジャッジ3人ともフルマークの3―0で判定勝ちした。ユーリ阿久井は21戦18勝(11KO)2敗1分け、バイソンはプロ初黒星で13戦10勝(5KO)1敗1分け1無効試合。
 昨年2月以来1年ぶりの試合だったユーリは練習で左拳を痛め、痛み止めをのんでリングに上がったと明かした。その状況で「逆に左でいこうと決めていた」と左ジャブやフック、ボディーで圧倒。「テーマは“左は世界を制す”。確認できてよかった」と収穫を強調した。一方で、防御重視のバイソンに得意の右ストレートが決まらず、中盤からは狙って効かせたボディーも「入った感じはなかった。そこを入れる練習をしないといけない」と反省。それでも、年末から新型コロナウイルスやノロウイルス感染が続いた中、「ああいう相手にポイントを取らせなかったのはよかった。1年間練習していたので回復も早かった」と振り返った。

 元WBC世界フライ級王者・勇利アルバチャコフに顔が似ているとの理由でリングネームをつけ、15年に全日本ライトフライ級新人王、19年には日本フライ級王者となり、3度の防衛に成功した。昨年12月には次女が誕生し、「家族の成長とともに自分も成長していきたい」と話した。フライ級世界ランキングはWBA1位、WBC6位、IBFとWBO5位。年内の世界初挑戦が有力だが、「ここからは1位も15位も関係ない。世界王者になるまで集中していきたい」と表情を引き締めた。

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