前田日明氏 若手時代に「師匠」から一喝された出来事を告白「すげえ、怒られたんですよね」

2023年02月18日 18:51

格闘技

前田日明氏 若手時代に「師匠」から一喝された出来事を告白「すげえ、怒られたんですよね」
元格闘家で総合格闘技プロモーターの前田日明氏 Photo By スポニチ
 元格闘家で総合格闘技プロモーターの前田日明氏(64)が18日までに自身のYouTubeチャンネル「前田日明チャンネル」を更新。若手時代に「師匠」から怒られたエピソードを明かした。
 今回のゲストは、現役生活50年を超え、今もリングに上がり続けるプロレスラーの藤原喜明(73)。前田氏にとっては、新日本、UWF時代にプロレスのイロハを学んだ師匠とも呼ぶべき存在だ。「強さ」を極めることだけを考えていた前田氏は、藤原とスパーリング(実戦形式の練習)することで、格闘家として日進月歩の成長を遂げていたという。

 前田氏が新日本プロレスに入門して1年半経った頃、試合前の練習で、あるレスラーに声を掛けられた。「坂口(征二)さんから“お前、ちょっと来い”って。何かと思ったら、“スパーリングしよう”とか言われて」。当時の坂口は、団体でアントニオ猪木に次ぐナンバー2。柔道日本一に輝いたこともあり、ナチュラルな強さは群を抜いていた。

 プロレスラーとしての経験値でいえば、圧倒的に坂口が上。ただ、意外にも、両者が相手を極められないまま、時間だけが過ぎていった。「周りに(他の選手とか)黒山の人だかりで見てるから、最初は頑張ってたんだけど、あまりにも坂口さんが極められないから、“1回くらい(自分が)極められないとまずいんかな”と思って、手を取らせたんですよね」。それでも、決着はつかず、前田氏は控室へ。そこで、様子を見ていた藤原から怒声を浴びた。

 「“馬鹿野郎! オレはお前に、そんなことをするために、教えてきたんじゃない。明日から、お前とは(練習)やらない”って、すげえ怒られたんですよね」

 純粋に強さだけを追求してきた藤原には、前田氏の「忖度」が許せなかったのだ。静かに当時のエピソードを聞いていた藤原は「見てれば、分かるんだよね。わざと(腕を)取らせたとか…」と懐かしそうに振り返っていた。
 

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