井岡がWBOスーパーフライ級王座を返上! 中谷潤人とA・モロニーに王座決定戦指令

2023年02月18日 07:13

格闘技

井岡がWBOスーパーフライ級王座を返上! 中谷潤人とA・モロニーに王座決定戦指令
井岡一翔 Photo By スポニチ
 プロボクシング世界4階級制覇のWBO世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(33=志成)が17日、王座を返上した。同日に志成ジムを通じてWBOへ意向を伝え、WBOも公式ツイッターで発表した。今後は昨年大みそかの王座統一戦で引き分けたWBA世界同級王者ジョシュア・フランコ(28=米国)へ挑戦する形での再戦を目指すとみられ、志成ジム関係者は意思表明の会見を予定していることを明かした。米スポーツ専門局ESPNは再戦で合意したと報じている。実現すれば6月か7月の首都圏開催が有力となっている。
 井岡はフランコと引き分けて6度目の防衛には成功したものの、王座統一には失敗。WBOから同級1位の前WBO世界フライ級王者・中谷潤人(25=M・T)との指名試合を義務づけられ、2月8日の交渉期限までに交渉が合意に至らなかったとして23日に興行権入札を行うと発表されていた。フランコが試合直後から井岡との再戦に前向きだったのに対し、井岡はWBC世界スーパーフライ級王者フアンフランシスコ・エストラーダ(32=メキシコ)との対戦を改めて希望。中谷戦よりもエストラーダ戦を優先させるため王座返上の可能性も示唆したが、興行関係者は「王者ではない井岡とエストラーダは戦わない」と断言していた。井岡はフランコとの再戦について「決着をつけたい思いはある」とも話しており、WBA王座を獲得すれば4団体王座統一を目指しているエストラーダとの対戦が近づく。

 一方、井岡の王座返上により、WBOは中谷とスーパーフライ級2位の元WBA同級王者アンドリュー・モロニー(32=オーストラリア)に王座決定戦を指示したと発表した。モロニーは20年10月に当時2団体統一世界バンタム級王者の井上尚弥(29=大橋)に敗れたジェイソン・モロニー(32=オーストラリア)の双子の弟で、20年6月にフランコに判定負けしてWBAスーパーフライ級王座から陥落。同年11月の再戦は偶然のバッティングで無効試合となり、21年8月の3度目の対戦でも判定負けしていた。

おすすめテーマ

2023年02月18日のニュース

特集

【楽天】オススメアイテム