中谷潤人が5・20ラスベガス王座決定戦を正式発表 会場はMGM「大舞台で王者になりたい」

2023年03月25日 18:06

格闘技

中谷潤人が5・20ラスベガス王座決定戦を正式発表 会場はMGM「大舞台で王者になりたい」
ラスベガスでの王座決定戦を発表した中谷潤人(中央)。左は弟の龍人マネジャー、右はM・Tジムの村野健会長 Photo By スポニチ
 プロボクシング前WBO世界フライ級王者でWBO世界スーパーフライ級1位の中谷潤人(25=M・T)が25日、所属ジムがある神奈川県相模原市で会見し、5月20日(日本時間同21日)に米ネバダ州ラスベガスのMGMグランドで同級2位アンドリュー・モロニー(32=オーストラリア)とWBO同級王座決定戦に臨むことを正式発表した。4団体統一世界ライト級王者デビン・ヘイニー(24=米国)―元3団体統一同級王者ワシル・ロマチェンコ(35=ウクライナ)という注目の試合のアンダーカードに入り、会場は数々のビッグマッチが開催されてきたMGMグランドガーデンアリーナになる見込みだ。
 中学卒業後から米ロサンゼルスでたびたび合宿を行い、21年9月には米テキサス州ツーソンでWBOフライ級王座の初防衛戦を行った中谷だが、ラスベガスは行くのも初めて。「大きい舞台でやらせてもらえることに感謝していて、とても興奮している。本場で戦えるのは凄く光栄で、そういった場所で王者になることに凄く意味がある。大舞台で王者になりたい」と抱負を述べた。対戦相手のA・モロニーについては「すごくまとまっていてバランスの良い選手。しっかり左を突くイメージがある」と評し、「リズムに乗せず、当てさせずに自分のリズムをつくりたい。向かい合ってやりづらい部分がある選手と思うが、ハッとならずに自分の心をしっかり持って、倒すためにたくさんアクションを増やして、そういう形(KO)に持っていきたい」と話した。

 国内ではWBC&WBA統一世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(31=BMB)やアマチュアの選手とスパーリングを積んできたが、29日に渡米して試合直前までの約1カ月半は従来どおりロサンゼルスでスパー中心の合宿を行う。2階級制覇を狙うスーパーフライ級を「パウンド・フォー・パウンド(PFP)ランキングの選手もいるし、そこに名を連ねるチャンスのある階級」と表現し、その後については「やっぱり統一戦をやりたい。4団体統一?そこまで長くできるかというのがあるが、ビッグファイトができたら」と語った。また、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本代表が優勝するなど海外で活躍するアスリートたちが「日本に活力を与えている」とし、「僕自身も米国という舞台で(試合を)させてもらえるのは似ていると思う。応援していただいている皆さんにパワーを与えられたらいい」と活躍を誓った。

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