堤駿斗5・31東洋太平洋フェザー級王者決定戦「勝ってベルト見せたい」プロ3戦目で国内最速奪取に意欲

2023年04月03日 14:36

格闘技

堤駿斗5・31東洋太平洋フェザー級王者決定戦「勝ってベルト見せたい」プロ3戦目で国内最速奪取に意欲
OPBF東洋太平洋フェザー級王者決定戦が決まり会見で意気込んだ堤 Photo By スポニチ
 ボクシングの志成ジムは3日、都内で会見を開き、5月31日に東京・後楽園ホールで開催する興行「LifeTime Boxing Fights14」で日本フェザー級6位、東洋太平洋同級3位の堤駿斗(23=志成)が東洋太平洋同級王座決定戦に出場すると発表した。世界挑戦経験を持つ東洋太平洋同級4位ジョー・サンティシマ(26=フィリピン、22勝19KO5敗)と対戦する。
 堤が勝てば元世界3階級制覇王者の田中恒成(27=畑中)と元東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・フェザー級王者の清水聡(37=大橋)の4戦目を抜き、国内最速記録での東洋太平洋王座獲得。堤は「巡ってきたチャンスを逃す訳にはいかない。12ラウンドの試合にワクワクしている」とプロ3戦目での日本人最速タイトルへ闘志を燃やした。

 アマ13冠の堤は昨年7月にプロデビューを果たし、試合中に両拳を痛めながらもジョン・ジェミノ(31=フィリピン)に3―0で判定勝ち。同年大みそかの2戦目では元東洋太平洋スーパーバンタム級王者ペテ・アポリナル(27=同)に3―0で判定勝ちして日本ランキング入りしていた。

 一方でKOを意識するあまり、ここまでの2戦は消化不良。以降は前の手でプレッシャーをかけ、ジャブから主導権を握ることを意識し「自然とKOできれば良い。攻めている中でも焦らず、どれだけ冷静に熱くなれるか」を次戦のポイントに挙げる。2月末からは10日間、鹿児島・徳之島でスタミナ強化に取り組み、初の12ラウンドの試合を戦い抜くための精神力も磨いた。

 かつて同じキックボクシングジムに所属した那須川天心は8日にボクシングデビューを迎える。「(キックボクシングからの転向で)コンパクトになったイメージ。素直に楽しみたい」と戦友の活躍を刺激に変える。

 「相手もタフなので中盤以降で倒せればいい。しっかり勝って、応援してくれる方にベルトを見せたい」と初のメインにも気負いはない様子だった。

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