ボクシング元世界3階級王者・田中恒成は「一歩ずつ成長」 5・21名古屋で世界前哨戦

2023年04月03日 15:03

格闘技

ボクシング元世界3階級王者・田中恒成は「一歩ずつ成長」 5・21名古屋で世界前哨戦
5月のノンタイトル戦で対戦するパブロ・カリージョの写真を手にした田中恒成(右)と畑中清詞会長 Photo By スポニチ
 ボクシング元世界3階級王者の田中恒成(27=畑中)が3日、名古屋市内の所属ジムで会見し、5月21日に名古屋市のパロマ瑞穂アリーナで“世界前哨戦”の116ポンド(52・6キロ)契約10回戦に臨むと発表した。相手はWBC世界スーパーフライ級14位でWBCコンチネンタルアメリカ王者、戦績28勝(17KO)8敗2分けのパブロ・カリージョ(コロンビア)だ。スーパーフライ級で世界4階級制覇を目指す田中は「ノンタイトルで同じような試合が続くけど、自分は一歩ずつ成長し、違いを感じている」と進化を示す意気込み。
 かつて劇的な逆転KO勝ちなど高い攻撃力で相手を上回る試合が多かった。最近は相手のパンチを外す、さらにはフェイントや間合いの取り方などで相手が打ちたいタイミングで打たせないことにも習熟し、守備も含めた総合力を高めた手応えがあるという。「攻めても守っても自分のペースをつかめるようしたい。相手が思い通りに動けないようにすることを意識してレベルアップしている」。3月に実施した3週間のフィリピン合宿は40~50回のスパーリングとインターバル走を含めたランニングに励んだ。「長いラウンドのスパーをやっても疲れなくなった」とスタミナ強化にも自信をみせる。

 スーパーフライ級で現在の世界ランクはWBA4位(1位は空位)、WBC3位、WBO3位、IBF3位(2位は空位)につけている。WBOは1位の中谷潤人(M・T)と2位アンドルー・モロニー(オーストラリア)が5月20日(日本時間21日)に米ラスベガスで王座決定戦に臨む。新王者への挑戦に弾みをつけるためにも、同日の世界前哨戦は“圧勝”したい。

おすすめテーマ

2023年04月03日のニュース

【楽天】オススメアイテム