重岡兄弟に思わぬ刺客 パッキャオ元トレーナーが1回KO宣言

2023年04月11日 17:01

格闘技

重岡兄弟に思わぬ刺客 パッキャオ元トレーナーが1回KO宣言
<クアルト 公開練習>報道陣に対応した(左から)亀田興毅氏、クアルト、ノノイ・ネリトレーナー(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 プロボクシングIBF世界ミニマム級暫定王座決定戦(16日 東京・代々木第2体育館)で重岡兄弟の弟・銀次朗(26=ワタナベ)と対戦するレネ・マーク・クアルト(26=フィリピン)が11日、都内のジムで練習を公開。6階級制覇を果たしたマニー・パッキャオらの指導経験があるノノイ・ネリトレーナー(54=同)と1回でのKO決着に自信をのぞかせた。
 「ダブル暫定王座決定戦」に臨む重岡兄弟に“名伯楽”から宣戦布告だ。過去にパッキャオのセカンドトレーナーや、ジョンリール・カシメロ(フィリピン)のトレーナーを務めたネリ氏は「ゲームプランはあるが作戦はシークレット。110%勝つ。とにかく1回にKOを狙う」と不敵に笑った。

 11、12年にはフィリピンのベストトレーナー賞を受賞した名伯楽は“愛弟子”クアルトもべた褒めだ。「技術的には(パッキャオと)ほぼ同じだが、より小柄な分スピードは彼の方が速い」と絶賛。やや戸惑った表情を見せるクアルトを横目に、冗舌ぶりが好調を印象付けた。

 一方のクアルトも負けていない。小柄でスピードがあり、絶対にパンチを当てられないことから「マイティ・マウス」のニックネームで呼ばれる。アマチュア時代の戦績は「あまり覚えていないが、200戦で2敗ほどだ」と自信たっぷり。重岡銀の印象を問われるとは「そこそこ。そこまで苦労することはない。イージーワーク」と豪語。ミットを持った亀田氏も「打ち下ろすように打ってくるし、パンチは堅そう。これはなめとったらあかん」と警戒した。

 視察した重岡銀の町田主計トレーナーは「スピードはありそう」と感想を述べた一方で、「試合ではあのスピードで打ってこられないと思う。背の高さも我々の想定内だし、序盤から向こうがガンガンきてくれるのであればありがたい。どちらにせよ序盤に決着はつく」と一蹴した。

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