【日本ライト級タイトルマッチ10回戦 ○同級1位 仲里周磨《3回1分40秒KO》王者 宇津木秀● ( 2023年4月26日 後楽園ホール )】
仲里周磨(26=オキナワ)が2度目の挑戦でKO勝ちし、日本ライト級新王者に輝いた。12連勝中の王者相手に1回から左フックでぐらつかせ、3回には右ストレートでダウンを奪い圧勝。「やっとベルトが獲れてホッとしたのが正直な気持ち」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。
沖縄県のジム所属選手としては、父・繁会長(50)が02年に東洋太平洋スーパーバンタム級王座を獲得して以来のタイトル。現役時代、沖縄ワールドリングジムに所属し3度の世界戦に挑戦した父の前で最高の親孝行を果たし、「最初はプレッシャーもあったけど、ベルトを持ち帰ることができてよかった」と笑顔。繁会長も「今日は勝利の余韻に浸りたい」と自分のことのように喜んだ。