ボクシング木村蓮太朗 1年3カ月ぶりの再起戦判定勝ちも悔し涙 「情けない気持ちでいっぱい」

2023年05月09日 21:44

格闘技

ボクシング木村蓮太朗 1年3カ月ぶりの再起戦判定勝ちも悔し涙 「情けない気持ちでいっぱい」
再起戦で判定勝ちを収めた木村蓮太朗 Photo By スポニチ
 ボクシングアマチュア3冠で日本フェザー級18位の木村蓮太朗(25=駿河男児)が9日、「フェニックスバトル100」の同級8回戦で8回3―0判定勝ちを収めた。
 約1年3カ月ぶりの再起戦を白星で飾った。それでも木村の表情は晴れない。「相手をなめていた訳ではないが、苦戦してしまった。今は情けない気持ちでいっぱいです」と勝利後も反省の弁が続いた。

 1回から効果的な左ボディーを打ち込み序盤は手数で相手を圧倒。それでも5回以降は相手に押し負ける場面も見られ、スタミナを削られると徐々に手数も減っていった。「序盤はいろんなことを試しながら、中盤以降に試せれば」と話していたが、思わぬ苦戦を強いられた。

 昨年2月に前田稔輝(26=グリーンツダ)に8回判定負け。2ラウンド目には左拳を骨折し、3度の手術を受けて以来の試合。また昨年7月には、飲食店店員に頭突きをした暴行の疑いで現行犯逮捕された。不起訴処分となったが、JBCから厳重注意処分を受けるなど紆余曲折(うよきょくせつ)を経ての再起戦となったが、不完全燃焼に終わった。

 木村は「とりあえず勝てて終われたことは良かったが、申し訳ない気持ちでいっぱい。試合ができない期間も応援してくれた方々に借りを返せるように次は頑張りますと」と声を詰まらせながら次戦での雪辱を誓った。

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