プロボクシング前4団体統一世界バンタム級王者・井上尚弥(30=大橋)が年内にスーパーバンタム級転級2戦目で、4団体王座統一を達成する可能性が現実味を帯びてきた。WBAは5日(日本時間6日)、選手権委員会でWBA&IBF世界スーパーバンタム級王者のマーロン・タパレス(31=フィリピン)が、WBC&WBO統一世界同級王者スティーブン・フルトン(28=米国)と井上戦の勝者と4団体統一戦を行うことを承認した。
タパレスは4月、前WBA&IBF統一王者のムロジョン・アフマダリエフ(28=ウズベキスタン)を2―1の判定で破り新王者となった。当初は微妙な判定を巡り、アフマダリエフをプロモートする英興行大手マッチルーム社がダイレクトリマッチを要求していたがWBAは「現時点ではそうすることは現実的ではない」とした。