プロボクシングWBOアジアパシフィック(AP)フライ級王者の加納陸(25=大成)が12日付で王座を返上した。所属の大成ジムが同日に発表した。理由は世界再挑戦のため。加納はWBO世界同級1位につけており、世界王座はジェシー・ロドリゲス(米国)が保持している。
加納は18歳だった16年8月にWBO世界ミニマム級王座決定戦で世界初挑戦するも6回負傷判定で高山勝成に敗れた。その後にライトフライ級でWHOAP王座を獲得して防衛1度。さらにフライ級に進出してWBOAP王座を獲得し、今年4月に亀山大輝(ワタナベ)と引き分けて初防衛に成功した。