晝田瑞希が63秒TKO勝利で初防衛に成功 「もっと強くなって最強無敵になる」

2023年06月13日 20:23

格闘技

晝田瑞希が63秒TKO勝利で初防衛に成功 「もっと強くなって最強無敵になる」
初防衛に成功した昼田 Photo By スポニチ
 WBO女子世界スーパーフライ級タイトルマッチ10回戦が13日、東京・後楽園ホールで行われ、同級王者の晝田瑞希(27=三迫)が1回3秒のTKO勝ちで初防衛に成功した。
 開始数秒でいきなり右フックでダウンを奪うと、立て続けに相手をリングに沈め、1回だけで4度のダウンを奪い格の違いを見せつけた。「しっかりジャブから突いていく作戦だったけど、自分のパンチが効いているのが分かったので(倒しに)いっちゃいました」と舌を出して喜んだ。

 アマ時代の18、19年には全日本選手権フライ級、フェザー級の2階級制覇を達成。だが、19年12月に行われた日本代表決定戦で東京五輪金メダリストの入江聖奈(当時日体大)に2―3で惜敗し、東京五輪出場の夢を絶たれた。21年3月に自衛隊を退職し、プロ転向。昨年12月の王座決定戦に勝利し、日本人最速タイの4戦目で世界王座を獲得していた。

 先月、長年女子ボクシング界をけん引してきた5階級制覇王者の藤岡奈穂子(47)が引退を表明した。29日の引退会見では「晝田選手は華もあるし、日本の女子を引っ張っていける存在」と自身の“後継者”として晝田を名指しで指名していた。晝田は「自分のことで精いっぱい」としながら「自分のためにやっていくことが、女子ボクシング界を引っ張ることにつながればいい」とレジェンドからバトンを受け継ぐ意思を口にしていた。

 初防衛戦に向けて4月中旬からは約3週間、米国合宿を行い「世界にはもっと強い人がいるのが分かった。もっと大きい舞台で戦いたいので、みなさんパスポートの準備をお願いします」と海外進出を示唆。「もっともっと強くなって最強無敵になるので応援お願いします」とさらなる飛躍を誓った。

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