高山涼深が日本スーパーフライ級新王者 伯父は元東洋太平洋2階級制覇王者・渡辺雄二氏

2023年06月13日 22:22

格闘技

高山涼深が日本スーパーフライ級新王者 伯父は元東洋太平洋2階級制覇王者・渡辺雄二氏
伯父の渡辺雄二氏(左)と記念撮影する高山(中央) Photo By スポニチ
 プロボクシング日本スーパーフライ級王座決定戦が13日、東京・後楽園ホールで行われ、元東洋太平洋2階級制覇王者の渡辺雄二氏のおいで同級2位の高山涼深(26=ワタナベ)が同級1位の川浦龍生(29=三迫)を4回1分5秒TKOで下し新王者となった。
 序盤から低い姿勢でプレスをかけ続け、的確に左ストレートを当て続けた。最後はロープ際で連打を浴びせるとレフェリーが試合を止めた。ベルトを手にした高山は「あまり実感が湧かない。最初から中間距離を気にしていたので、その距離を縮めて自分のボクシングができた。感慨深いです」と表情を緩めた。

 昨年12月に行われる予定だった同カードは、高山が負傷し中止となっていたが、再び巡ってきたチャンスをものにし、6戦目で新王者となった。川浦とは過去にスパーリングで手を合わせていたが「パンチの切れはあったけど重さは感じなかった。思ったよりも大きくなかった」と優位に試合を進めた。

 中3から指導を受ける駿台学園高、法大の先輩・小口(忠寛)トレーナーに最高の恩返しだ。「試合中も『試合を楽しめ』と声をかけていただき、その一言で楽になりました。やっと形で返せた」と目を赤くしながら感謝を述べた。

 伯父に続いて日本王者となった高山は、次戦で同級3位の村地翼(駿河男児)と対戦することが濃厚。「やることは変わらない。一戦一戦やっていくだけ」と強調し「伯父が獲れなかった世界を自分が獲れるように頑張りたい」と力を込めた。

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