井岡の前座で登場 比嘉大吾、森武蔵、重里侃太朗 公開練習で闘志

2023年06月21日 15:57

格闘技

井岡の前座で登場 比嘉大吾、森武蔵、重里侃太朗 公開練習で闘志
24日の試合へ意気込んだ(左から)重里、比嘉、森 Photo By スポニチ
 プロボクシング前WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(34=志成)と王者ジョシュア・フランコ(27=米国)によるWBA世界スーパーフライ級12回戦(24日・大田区総合体育館)の前座で登場する志成ジムの比嘉大吾(27)、森武蔵(23)、重里侃太朗(27)の3選手が21日、都内の所属ジムで練習を公開した。
 元WBC世界フライ級王者の比嘉はセミのバンタム級10回戦でWBA世界スーパーフライ級3位のシリチャイ・タイイェン(32=タイ)と対戦。3ラウンドのシャドーボクシングで軽快な動きを披露し「練習もコンディションも順調にきている。しっかり倒して勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。

 比嘉はバンタム級転向後にWBOアジア・パシフィック王座を獲得。だが21年4月の初防衛戦で判定負け。その後再起して連勝中だが、20年12月以来、KO勝利から遠ざかっている。世界王座への返り咲きへの一戦へ約80ラウンドのスパーリングをこなしてきた。相手は現在15連勝中と勢いに乗るが「どんな形でも井岡さんは良い試合をすると思うが、自分が良い形でつなげられたら」と2年6カ月ぶりのKO勝利でメイン井岡の世界戦に弾みをつける構えだ。

 東洋太平洋スーパーフェザー級王座決定戦に臨む森は渡辺卓也(34=DANGAN AOKI)とのダイレクトリマッチに臨む。3月の対戦では引き分けに終わり「東洋のタイトルを獲るのはもちろん、渡辺選手と決着をつけたかった」と闘志。「対策は秘密です」と不敵に笑いながら、米ラスベガスでの合宿では井岡からアドバイスをもらうなど、接近戦での課題などを修正し再戦での勝利を見据えている。

 スーパーフライ級8回戦に臨む重里は、志成ジム移籍初戦を迎える。森と同じく米国合宿で調整し「ラスベガスで最高の調整ができた。後はやるだけ」と気合十分。幼少期から「お兄ちゃん的存在で憧れ」と話す、井岡の後押しもあり仲里ジムから移籍を決意。「いろいろ試されていると思う。重里侃太朗というボクサーを知ってもらいたい」と拳を握った。

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