プロボクシングで“替え玉”素人出場…マッチメークに関わったボビー・オロゴンの処分検討

2023年06月28日 04:30

格闘技

プロボクシングで“替え玉”素人出場…マッチメークに関わったボビー・オロゴンの処分検討
ボビーオロゴンとドワン・オイコラ(右) Photo By スポニチ
 5月14日に札幌で行われたプロボクシングの興行で、出場したナイジェリア選手2人が、事前に日本ボクシングコミッション(JBC)に申請、承認された選手とは別人だったことが27日、分かった。JBCの安河内剛事務局長が明らかにした。
 日本フェザー級1位リドワン・オイコラ(26=平仲BS)と、同ジムのマネジャーを務めるボビー・オロゴンの息子、ジェイジェイ・オロゴン(23=同)の対戦相手を務めた“替え玉”2人はともに1回KO負け。素人同然の内容だったことから、安河内氏が対戦予定だった選手の過去の映像を確認。明らかに別人だったことで発覚した。

 JBCはこれまで、外国人選手に対して前日計量時にパスポートの確認をしてきたが、今回の担当者が確認を怠ったという。30日の実行委員会で、興行主の元世界王者・平仲信明会長(59)から事実関係を確認し、同氏やマッチメークに関わったボビー・オロゴンの処分を検討する。

 《松本が渦中オイコラと8・30に王座決定戦》日本フェザー級王者・松本圭佑(23=大橋)が27日、横浜市内のジムで会見し、渦中のオイコラと8月30日に日本同級タイトルマッチ兼WBOアジア・パシフィック同級王座決定戦を行うと発表した。“替え玉”が確定した場合、オイコラの勝利は取り消され無効試合となる可能性が高いが、選手が処分される可能性はなく、試合は実施される方向。松本は「(試合が)あると思っていた方が心がぶれない。簡単な試合にはならないと思うが、KOで勝てるように頑張りたい」と意気込んだ。

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