プロボクシング元世界スーパーウエルター級王者・輪島功一氏の孫、磯谷大心(22=輪島功一スポーツ)が7日、8日に東京・後楽園ホールで行われるウエルター級6回戦の前日計量に臨み、リミット(66・6)を100グラム下回る66・5キロでパスした。「いつもリミットぴったりを狙っているの悔しい」と舌を出しながら、22年9月以来の勝利へ状態の良さをアピールした。
今年4月に初の6回戦も判定負け。相手が見つからなかったことで、一つ上のスーパーウエルター級に階級を上げて臨んだが、試合中には記憶をなくすなど不完全燃焼に終わった。「何がしたいのかわからないような試合してしまった」と反省した上で「あれが自分の実力。余計なことは考えず、練習でやってきたことを出し切るだけ」と自身に言い聞かせるように話した。
週5日植木職人としての仕事をこなしながら、週2日のスパーリングで調整してきた。
連敗中だが「もう負けられない。明日(7日)は勝ちにこだわりたい」と3戦ぶりの勝利へ意欲を口にした。