木戸修さん死去 73歳 新日本プロレス“いぶし銀”「キド・クラッチ」など関節技を武器に活躍

2023年12月15日 04:30

格闘技

木戸修さん死去 73歳 新日本プロレス“いぶし銀”「キド・クラッチ」など関節技を武器に活躍
藤波辰爾に脇固めを決める木戸修さん(2001年撮影) Photo By スポニチ
 「いぶし銀」と呼ばれたグラウンドテクニックで新日本プロレスなどで活躍した元プロレスラー、木戸修(きど・おさむ)さんが、11日午後10時頃に死去した。14日、新日本プロレスが発表した。73歳。神奈川県出身。関係者によると木戸さんは10日午後に容体が急変。病院に搬送されたが、息を引き取ったという。遺族の意向により葬儀・告別式は近親者のみで執り行う。
 木戸さんは1969年に日本プロレスでデビュー。72年にはアントニオ猪木が創設した新日本プロレスの旗揚げ戦に参加した。海外遠征では師事した「プロレスの神様」カール・ゴッチから関節技などの技術を習得。新日本では中堅クラスだったが、第1次UWFでは得意技「キド・クラッチ」などを駆使しリーグ戦に優勝するなど存在を示した。

 01年に一度引退するも、その後のビッグマウス・ラウドやIGFなどにスポット参戦。またプロゴルファーとなった娘・愛(めぐみ、33)のツアーに同行するなど精力的に活動していたが、最近は体調を崩していた。

 ▼木戸愛 私にとっての木戸修は、優しい父親でもあり、偉大な先輩アスリートでもあり、尊敬し、父の娘であることを誇りに思っております。現在は、とても悲しく寂しい気持ちでいっぱいですが、これからは父が天から見守り、一緒に戦ってくれると信じて、一層競技生活に精進してまいりたいと思います。

 ◆木戸 修(きど・おさむ)1950年(昭25)2月2日生まれ、川崎市出身。日本プロレスに入門し69年2月21日、後楽園ホールでの北沢幹之戦でデビュー。72年新日本旗揚げに参加。84年に第1次UWFへ移籍。その後、新日本に復帰し前田日明とのコンビでIWGPタッグ王座奪取。01年11月に引退もスポット参戦を果たした。得意技はキド・クラッチ、脇固め。1メートル80、105キロ。長女の愛はプロゴルファー。

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