赤井英和Jr・英五郎 父に続く全日本制覇へ前日計量パス 「とにかく勝たなければいけない」

2023年12月22日 15:53

格闘技

赤井英和Jr・英五郎 父に続く全日本制覇へ前日計量パス 「とにかく勝たなければいけない」
<全日本新人王計量>計量パスした赤井(左)と冨永(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 【プロボクシング 全日本新人王決勝ミドル級5回戦 ( 2023年12月23日    東京・後楽園ホール )】 プロボクシング第70回全日本新人王決勝戦の前日計量が22日、都内で行われた。ミドル級決勝に臨む「浪速のロッキー」こと元プロボクサーで俳優・赤井英和(64)の長男で東日本新人王に輝いた英五郎(29=帝拳)は72・2キロ、相手の西日本新人王の冨永一希(23=仲里)は72・3キロでパスした。
 3度目の新人王挑戦で悲願の頂点へあと1勝。そんな赤井だが危機感を口にする。「タイトルとかではなく、とにかく勝たなければいけない。それこそタイトルは後からついてくるものだと思っています」と覚悟をにじませる。

 身長で6センチ劣る相手の印象については「めちゃくちゃ身長差があるという印象はなかった。でも大きくても小さくてもあまり関係ない」と淡々と話す。サウスポーの相手の左ストレートを警戒しながら「自分主体で攻めて手数で上回りたい」と意気込む。

 勝てば父・英和が80年度スーパーライト級で手にした全日本新人王獲得となる。父からはサウスポー対策の助言を受けたことも明かしたが「自分の戦い方は考えすぎると動けなくなってしまう。戦い方を見失うぐらいだったら、ただただ攻めにいって相手に気をつけながら(距離を)詰めていくのが一番良い」と自分のボクシングを貫く考えだ。

 ここまで6戦中2敗の赤井だが23年は3戦3勝。新人王トーナメントに出場し約2カ月の感覚で試合をこなせたことで成長にもつながった。「今後こんなスパンで試合をさせていただけることはないと思う。この短期間での試合の感覚を忘れないで新年を迎えたい。自分がまた(壁を)乗り越えられるかというのをマネジャー、会長、トレーナーに見せて早く試合を組んでもらえるよう頑張りたい」と静かに闘志を燃やした。

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