【RIZIN】朝倉海「過去の自分を越えなきゃいけない」 大みそか“4度目の正直”でタイトル奪取へ!

2023年12月27日 07:30

格闘技

【RIZIN】朝倉海「過去の自分を越えなきゃいけない」 大みそか“4度目の正直”でタイトル奪取へ!
大みそかにタイトルマッチで対戦するアーチュレッタ(左)と朝倉海 Photo By スポニチ
 格闘技イベント「RIZIN.45」(さいたまスーパーアリーナ)が31日に開催される。セミファイナルでは朝倉海(JAPAN TOP TEAM)がRIZINバンタム級王者のフアン・アーチュレッタ(米国)に挑戦する。
 「過去の自分を越えなきゃいけない。勝って切り替えるしかない」。

 海にとって大みそかのさいたまスーパーアリーナは悔しい思い出しかない。過去3度出場した大みそかのRIZINのメインイベントでは3連敗。自身4度目の大みそかのリングとなる今年はアーチュレッタとのタイトルマッチが決定した。

 海は21年大みそかに右拳の負傷。22年7月に復帰戦が組まれたが、再び痛めてしまい欠場し、結果的に昨年は1度も試合することはなかった。そして今年5月に、ケガをしっかり完治させて1年5カ月ぶり復帰。実力者の元谷友貴に3RKO勝利して、アーチュレッタとのバンタム級王座決定戦でベルト争う予定だった。しかし海へ“悪夢”が襲った。練習中に左ヒザ側副靭(じん)帯損傷。タイトルマッチは欠場。対戦する予定だったアーチュレッタがバンタム級新王者となった。

 その後、順調にケガを回復させて大みそかのリングで再びアーチュレッタとの試合が決定した。今回の試合に向けて、海は米国修行で感銘受けた練習環境を日本でも再現。アーチュレッタ対策でコーチとスパーリングパートナーを海外から招聘。予算総額約1000万ともいわれる練習環境でベルト奪取を狙う。

 海自身もアーチュレッタの分析も完璧である。「全部が出来て、トータルですごく上手い選手。本当に一発で仕留められる選手じゃないと結構厳しい」と口にしながらも「それを僕は出来ると思っています」と自信をのぞかせた。

 「いろんなプレッシャーはあるけど、それよりも自信と楽しみが上回っている」と“4度目の大みそか”へ意気込んだ。さらにRIZIN参戦から6年が経ち、24年は海外進出を狙う。「もうここで止まっている俺を見たいんじゃなくて、勝って海外に駆け出していく姿をみんな期待していると思う」と“RIZINの集大成”を見せると語った。

 そして海にとってもう1つ勝たないといけない理由がある。それは兄・未来の存在だ。未来は今年7月の「超RIZIN2」でヴガール・ケラモフとRIZINフェザー級王座決定戦で対戦したが、1Rギブアップ負け。4カ月ぶりの再起戦となった、11月のYA―MANとのオープンフィンガーグローブでのキックボクシングマッチでも77秒KO負け。まさかの2連敗を喫して現在はダメージを抜いて、コンディション調整をしている。

 海は「やっぱり僕の勝つ姿が、一番兄貴に響くと思う。僕が思いっきり勝って兄貴のモチベーションを上げる」と逆襲を狙う24年朝倉兄弟の序章にする誓った。

 大みそかのRIZINのリングで待っているのは“4度目の正直”となる喜びか“メインイベント4連敗”の悪夢か。

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