【RIZIN】山本美憂「色々と詰まっていた格闘技人生」 ラストマッチで“無敗の女王”伊沢星花と対戦!
2023年12月27日 07:25
格闘技
山本はRIZINの公式YouTubeチャンネルの動画で、ラストマッチを控える今の思いを吐露した。
16年にレスリングでのリオ五輪に出場が叶わなかったことからMMAに転向。16年9月にデビュー戦でRENAと対戦したが、ニンジャチョークに一本負け。同年の大みそかにMMA2戦目に挑むが再びタップアウト負け。MMA3戦目となった17年7月にMMA初勝利を飾った。その後は4連勝を飾るなどMMA戦績は13戦6勝7敗。今年引退を決断した。
引退するきっかけは「まだ自分がリングで戦いたいのか戦いたくないのかなってそういうことを思った時点でダメなのかなと思った」と口にした。
「みんな“リングで死んでもいい”とか言うけど、元々私はそういうつもりは無くて、選手である前に母親だから、リングに上がって戦っているから何かあったら絶対に家族や子供たちに迷惑がかかる。例えば腕が折られそうと思ったらタップするし、私の場合はそれが怖くないというか躊躇しない。なんで私がまだ怖くなく色々と挑戦できるのかっていうと、子供たちの事などを考えると自分がいなくなる事が怖い。でもそれ以外は怖くない」。
本来なら5月の「RIZIN.42」で伊沢と引退試合で対戦する予定だった。しかし膝の前十字靭帯断裂で試合が消滅。ケガを回復させて、改めて引退試合として大みそかにマッチメークされた。
数年間の格闘技人生を「格闘技は凄く自分の人生の勉強になった。自分の色というか自分の持っているものでこれだけできるとかこんな自分もいるんだという発見もできた。色んなものが詰まっていた格闘技人生」と回顧した。
「皆さんを決して100%魅了した選手とは思ってないですけど、いつも100%愛を持って、心で戦ったんでそれが皆さんに伝わったかなとは思っています。ラスト1試合も頑張ります」と“最強女王”伊沢とのラストマッチを全力で戦うことを誓った。“Fighting Queen Bee”は勝利して有終の美を狙う。