那須川天心のボクシング3戦目相手・ロブレスが公開練習 高速連打披露も那須川陣営は自信

2024年01月18日 16:17

格闘技

那須川天心のボクシング3戦目相手・ロブレスが公開練習 高速連打披露も那須川陣営は自信
ミット打ちを披露するロブレス Photo By スポニチ
 【プロボクシング 54・8キロ契約   ルイス・ロブレス―那須川天心 ( 2024年1月23日    エディオンアリーナ大阪 )】 那須川天心(25=帝拳)のプロ3戦目の相手となるWBA、WBO世界バンタム級14位のルイス・ロブレス(25=メキシコ)が18日、都内の帝拳ジムで練習を公開した。
 初のKO勝利を狙う那須川の前に強敵が立ちはだかる。17日に来日した世界ランカーのロブレスはこの日、シャドーやサンドバッグ打ちで軽快な動きを披露。ミット打ちでは頭を振りながら変幻自在のフットワークを見せ、高速連打や鋭い左アッパーを披露。「体調はとてもいい。モチベーション高く練習できている」と状態の良さをうかがわせた。

 「日本での試合を夢見ていた。それが現実となり大変幸せで、モチベーションが高い」と昨年9月に前WBO世界スーパーフライ級王者・中谷潤人(26=M・T)と対戦した、友人のアルヒ・コルテス(28=メキシコ)の試合映像を見ていたという。那須川については「グレートな選手だが私も同じ。優れた選手同士でいい試合になるだろう」とにやりと笑った。

 名伯楽も初の日本での試合を後押しする。元世界王者のリカルド・ロペスら数々の世界王者を育ててきたイグナシオ・ナチョ・ベリスタイン・トレーナーも同行。「(那須川は)エクセレントなボクサーだ。日本人のサウスポーは強いことが心配」とべた褒めの一方で、「テクニック的にはロブレスの方が優れている。サウスポーに勝つために練習をしてきた。彼は(私が育てた)30人目の世界王者になる可能性がある」と自信を口にする。

 同氏とコンビを組んで6年目のロブレス自身も「ナチョが言うように私はテクニックに優れている。(一番自信があるのは)ディフェンスだ」と強気に話す。左構えの選手相手に60ラウンドのスパーをこなし「全てを出していい結果をもたらしたい。日本人が喜ぶようなグレートな試合をする」と拳を握った。

 視察した那須川陣営の粟生隆寛トレーナーは「ミット打ちでのパンチの回転数は凄かったが、試合ではそうはいかないと思う。今回気づいたところを本人といろいろ合わせていきたい。一発は天心の方があると思うので、それを試合で出せれば問題ない」と那須川の初KO勝利を期待した。

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