【ONE】武尊 王者スーパーレックに判定負け…ベルト奪取失敗で悔し涙「今できる限界はここまで…」
2024年01月28日 21:39
格闘技
試合後には「絶対勝って世界一を証明したかったんですけど…今できる限界までやってきました。もうこれ以上の体を作れません…」と悔し涙を流した。
そして「今日会場に集まってくれるみんなにパワーを与えたかったんですけど、そのために今できる限界ギリギリのところまでやりました。絶対に勝って、みんなに武尊についてきてよかったって思ってもらいたくて…死ぬ気で頑張ってきたんですけど、今ホント、地震とかいろんなことあって、つらい思い、苦しい思いしてる人たちに、僕が命懸けで戦って頑張ってればいいことがあるって見せたかった」とこの試合に懸けていた気持ちを吐露した。
今大会で武尊は本来、対戦を熱望していたONEフライ級ムエタイ王者・ロッタン・ジットムアンノン(タイ)とのドリームカードが決まっていた。しかしロッタンのケガによって対戦が消滅。ONEは代替カードとして用意したのがスーパーレックとのONEフライ級キックボクシングタイトルマッチだった。
ロッタン戦が消滅して「悔しい気持ちはありましたけど…」と心境を吐露しながらも「スーパーレック選手と世界タイトルマッチということで、これ以上ない相手を用意してもらったので、断る理由はなかったです」と気持ちを切り替えて今回のオファーを受諾。
「ロッタン選手に勝つことしか考えてなかったですけど、今はベルトを獲ることしか考えてないです。次のことも考えないで、この試合で体が壊れてもあのベルトだけは1月28日に持って帰ります」と次戦以降組まれるだろう今回消滅したロッタンとの試合なども考えず、この試合に全集中していた。
ONEデビュー戦がいきなり強豪選手との世界タイトルマッチ。前日計量&フェースオフイベントでは、スーパーレックと額を合わせた約10秒間の激しいにらみ合いも見せた。
「今までやってきた格闘技人生そして日本の格闘技を背負って、必ずスーパーレック選手を倒して世界最高峰のベルトを獲ります。どれだけ泥臭くなっても、ボロボロになっても必ず勝ちます」と宣言していた。しかし22年6月に那須川天心に敗れて以来の日本での試合となったが、まさかの結果となった。