坂口征夫 引退試合で散る…弟・憲二からサプライズメッセージ「二世とかそういうのは関係なく立派な功績」

2024年02月07日 22:27

格闘技

坂口征夫 引退試合で散る…弟・憲二からサプライズメッセージ「二世とかそういうのは関係なく立派な功績」
坂口征夫のインスタグラム(@yukio_sakaguchi)から
 プロレスラーの坂口征夫(50)が7日に開催されたDDT新宿大会でプロレスラー人生に終止符を打った。試合後には弟で俳優の憲二からのビデオメッセージが届いた。
 征夫は12年からプロレスに参戦。14年にDDTの所属になった。この日、プロレスラー人生のラストマッチに臨んだ。

 引退試合はHARASHIMAとのシングルマッチ。壮絶な蹴り合いを見せた上で、最後はHARASHIMAの必殺技である蒼魔刀でカウント3。プロレスラー人生に終止符が打たれた。

 試合後にHARASHIMAは征夫に感謝とねぎらいの言葉を送った。征夫は「HARASHIMAさんがDDTをずっと守って来て、自分が入ってきて、自分も気づいたらそういう立ち位置に居て、今日でリングを降りますけど自分がやってきた役目をHARASHIMAさんに戻したいと思うし、まだまだこれからですよ。このまま強いHARASHIMAさんで、このDDTのリングを守ってください。よろしくお願いします」とHARASHIMAへ最後のメッセージを送った。

 すると場内は暗転。スクリーンに映し出されたのは弟・憲二からのサプライズビデオメッセージだった。場内はどよめいた。憲二は「兄貴、DDTでのプロレスラーとしての活動、本当にお疲れ様でした。まずはですね、大きなケガなどなく今日という日を無事に迎えられたこと身内的にはホッとしています」と無事に引退試合を迎えられたことに安どの表情を見せた。

 「思い返せば、兄貴は小さい時から本当に戦うことが大好きで柔道、空手、総合格闘技そしてケンカもたくさんしてましたね。いつも、僕にはいつも“憲二、殺るか、殺られるか”だよって言ってたことを記憶しています」と兄との思い出を回想した。

 その上で「父親のこともあって、プロレスラーになることは相当の覚悟と勇気が必要だったと思います。兄貴がDDTでやってきたことは二世とかそういうのは関係なく、いちレスラーとして立派な功績も残せたと思いますし、多くのファンの人に喜んでもらえたと思っています」と兄のプロレスラー人生を称えた。

 さらに「僕自身も兄貴と一緒に両国のリングに立てたことが一生の思い出です」と13年8月のDDT両国大会のリングに兄弟で上がれたことを感謝した。

 「これからはですね、身体に気を付けて“殺るか、殺られるか”の兄貴のスタイルで今後の人生も突っ走ってください。本当にお疲れ様でした」と兄へのビデオメッセージを締めた。

 征夫は「何にも考えてなかったですけど…11年半、このリングに立てたことを誇りに思います。応援してくれたお客さんに感謝しています。これからもDDTをよろしくお願いします」と目には光ものがありつつ、ファンヘ最後のメッセージを送った。

 最後はリングを降りて深々と一礼し、ファンの大きな拍手の中で花道を歩き、入場ゲートの前で最後のリングコールを受けてバックステージに消えていった。

おすすめテーマ

2024年02月07日のニュース

【楽天】オススメアイテム
`; idoc.open(); idoc.write(innerHTML); idoc.close(); });