【ボクシング】中谷潤人 3階級制覇は「通過点」 バンタム級仕様ボディーに手応え
2024年02月09日 15:57
格闘技
約1カ月の米ロサンゼルス合宿を経て、バンタム級仕様の新ボディーに手応えを示す。師事するルディ・エルナンデス・トレーナーの下、約140ラウンドのスパーリングを敢行。1ラウンド5分を10ラウンド行った日もあったと明かし「もちろん疲れた」と苦笑しながら「しっかり耐え抜いて、自分自身の体をつくってこられたので自信にもなった。しっかり力を発揮できたな、という感覚」と新階級への適応に自信をのぞかせる。
挑戦者のサンティアゴは昨年7月のWBC世界同級王座決定戦で元世界5階級制覇ノニト・ドネア(フィリピン)に3―0判定で勝利した難敵。「機動力があり、手数も多い本当に強いチャンピオン」と評した上で「最終的にはノックアウトをお見せできるように、アクションを増やしていきたい。鍵になるパンチ?それはシークレットで」と笑みを浮かべながら、秘策を準備していることも示唆した。
日本男子7人目の世界3階級制覇はあくまで「通過点」と話す中谷。「今はバンタム級で世界チャンピオンになることに切り替えている。3階級制覇は凄く大きな記録ではあるが、今はこの一戦に集中している」とバンタム級初戦へ闘志を燃やした。