【ボクシング】アマ8冠・和田まどか プロデビュー戦で3回TKO勝ち 「頭一つ抜ける存在になりたい」

2024年04月02日 21:36

格闘技

【ボクシング】アマ8冠・和田まどか プロデビュー戦で3回TKO勝ち 「頭一つ抜ける存在になりたい」
2回TKO勝ちした和田 Photo By スポニチ
 【プロボクシング女子アトム級8回戦 和田まどか<TKO3回1分47秒>ピムチャノック・セプジャンダ 2024年4月2日 東京・後楽園ホール】
 アマチュアボクシング女子世界選手権で2度銅メダルを獲得するなど、アマ8冠の和田まどか(29=TEAM10COUNT)が女子初の特例8回戦でプロデビューし、3回1分47秒TKO勝利を飾った。

 1回から長いリーチを生かした右ジャブで組み立てながら、ジリジリと相手をロープ際に追い詰めた。2回に左ストレートでダウンを奪うと、3回にはロープ際でパンチをまとめ、レフェリーが試合を止めた。「落ち着いていこうとは自分で思っていたが、(パンチが)当たるから前に前に行ってしまった」とやや動きが硬くなったことを反省し「100点中10点」と自己評価は厳しかったが「顔も何もなく終われたので、今日のところはよかったかな」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 昨年11月の全日本選手権決勝で木下鈴花(クリエイティブサポート)に敗れ、パリ五輪の道が経たれたことで引退を考えた時期もあったが、TEAM10COUNTの鳥海純会長からの誘いなどもあり今年1月下旬にプロ転向を決断。「ボクシングを始めたときに世界一になると決めた。次はプロボクサーとして世界一を目指す」と野望を語る。

 次戦は夏ごろに地域タイトル戦を目指し、年内には3戦目で女子国内最速の世界挑戦を視野に入れる。将来的な5階級制覇を目指し「女子の中で頭一つ抜ける存在になりたい。世界一になることがスタート。そこからが勝負なので、一戦一戦しっかり戦っていきたい」と気を引き締めた。

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