中谷潤人がバンタム級で抜けている存在も…元世界王者のプロモーターが挙げた勝てる可能性がある選手は?

2024年05月30日 19:58

格闘技

中谷潤人がバンタム級で抜けている存在も…元世界王者のプロモーターが挙げた勝てる可能性がある選手は?
WBCバンタム級のベルトを手に笑顔の中谷(撮影・島崎忠彦) Photo By スポニチ
 「トレジャーボクシングプロモーション」の代表で元WBO世界スーパーフェザー級王者の伊藤雅雪氏(33)が30日までに「トレジャーボクシングプロモーション」の公式YouTubeチャンネルを更新。日本人が世界ベルトを独占したバンタム級について語った。
 井上尚弥が統一後返上したバンタム級戦線は、4日に西田凌佑がIBFのタイトルを奪取し、6日に武居由樹もWBOの王座に君臨。同じ日に防衛に成功したWBAの井上拓真、WBCの中谷潤人と主要4団体のベルトを日本人ファイターが独占している。その他にもバンタム級には“キックの神童”でボクシング転向後3連勝を飾った那須川天心(帝拳)、元日本王者の堤聖也(角海老宝石)など実力者がそろっている。

 伊藤代表は日本人世界バンタム級王者の4人中でも中谷が頭一つ抜けている存在だと話す。「みんなの評価も高いし、潤人に勝つのは難しい。善戦はできなくもないけど、全体的に技術もあるし、スピードだけでも捕まる」と説明した。

 しかしその中で那須川が中谷を捌ける可能性を秘めていると予想した。「今すぐは無理だけど…」と前置きした上で「天心は難しいもん。俺の勝手な持論だけど堤聖也や比嘉大吾なタイプは潤人との相性の問題でかなり難しいと思う。勝つ可能性があるならば西田とか天心かな。潤人に有効なのはスピードがあったり、パンチがむちゃくちゃあるタイプで、その辺だと天心や西田だと思う。遠い距離で戦うのが上手いし、サウスポー同士なのも良いと思う」と分析した。

 逆に中谷がそれだけ強い選手だからこそ井上尚弥との対戦を望む声も出てきているという。そして尚弥と中谷が戦うならばフェザー級になると予想した。「フェザー級になるとまた変わるからね。2人のライバルになるなら(現IBF王者)ルイス・アルベルト・ロペスぐらいじゃない。それでも2人の方が強いと思う」と話した。

おすすめテーマ

2024年05月30日のニュース

特集

【楽天】オススメアイテム