那須川天心「世間をぎゃふんと言わせたい」 KOで強さ証明へ!ボクシング転向4戦目“タイトル前哨戦”

2024年06月01日 05:15

格闘技

那須川天心「世間をぎゃふんと言わせたい」 KOで強さ証明へ!ボクシング転向4戦目“タイトル前哨戦”
<ボクシング会見>フォトセッションでポーズをとる那須川天心(撮影・西海健太郎) Photo By スポニチ
 【54・4キロ契約10回戦   WBA7位・那須川天心<10回戦>WBA4位 ジョナサン・ロドリゲス ( 2024年7月20日    両国国技館 )】 “キックの神童”で昨年4月のボクシングデビューから3連勝中のWBA世界バンタム級7位の那須川天心(25=帝拳)が31日、都内のホテルで会見し、7月20日に東京・両国国技館で転向4戦目を行うことを発表した。トリプル世界戦の興行でWBA同級4位ジョナサン・ロドリゲス(25=米国)と自身初の10回戦で対戦する。来年の世界挑戦を視野に入れており“タイトル前哨戦”では結果と内容にこだわる構えを示した。
 4戦目で早くも日本タイトルマッチと同じ10回戦が組まれた。黒のレザージャケットをまとった那須川は「どうせならベルトをかけてほしい、と思った」と笑わせながら「タイトルマッチが近づいていると感じているし、試されている試合」と気を引き締めた。

 世界4位ロドリゲスとの世界ランカー対決。23年には元世界王者カリド・ヤファイ(英国)をKOで下した強敵だ。「面白い戦いができる。この試合の結果次第でどうなるか」と地域タイトル前哨戦と位置づける。1月には世界ランカー相手にプロ初のTKO勝利も「今までは“誰だよ”みたいな相手だから勝てたと言われる。次こそは那須川天心こんなに強いんだ、と世間をぎゃふんと言わせたい。KOはもちろん狙いにいく」と2戦連続KO決着も約束した。

 壮大な野望もさらりと言ってのけた。5月には同じキック出身の武居由樹(27=大橋)がWBO世界バンタム級新王者となり、同階級の主要4団体王座には日本人4選手が君臨する。「全員意識している。(ベルトを)1個獲れたらいいとは思っていない。全部獲るつもり」と「四天王」を倒して将来的な4団体王座統一を宣言。「徐々に世界が近づいている感覚はある。次は那須川でしょ、と言われる位置に来年あたりには立てる」と世界挑戦も見据えた。

 この日、プライム・ビデオとスポンサー契約を結んだことも発表され、興行の“顔”として次戦のメインイベンターを務める可能性も出てきた。「日本中を盛り上げたい。自信はある」。強気な発言がはったりではないことはリングの上で証明してみせる。

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