大橋ジムの“モンスター2世”坂井優太が2回TKOデビュー 「もっと強くなって帰ってくる」

2024年06月25日 20:43

格闘技

大橋ジムの“モンスター2世”坂井優太が2回TKOデビュー 「もっと強くなって帰ってくる」
2回TKO勝ちした坂井 Photo By スポニチ
【プロボクシングバンタム級6回戦 坂井優太―キム・ジヨン 2024年6月25日 東京・後楽園ホール】今春、大橋ジムからプロ転向したアマチュア22年世界ユース選手権覇者でアマ7冠の坂井優太(19)がプロデビュー戦で2回1分20秒TKO勝利を飾った。
 “モンスター2世”がいきなり片りんを見せた。立ち上がりからワンツー、右ボディーを面白いようにヒットさせ、1回終盤にカウンターからの右フックでプロ初のダウンを奪った。2回にも手数とプレッシャーで相手を圧倒。コーナーで連打を浴びせたところで、相手陣営がタオルを投入した。ジムの大先輩で世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(31)が見守る中、鮮烈なデビューを飾った坂井は「試合前から不安とワクワクでいっぱいでちょっとと動きが硬かかったが勝ててよかったです」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

 当初の予定は次戦を見据えて「戦略的に追い詰めて4ラウンド目で相手が勝手に倒れる」展開だった。ただ「向き合ったときにパンチ力とかはだいたい分かる。パンチをもらうと下がる傾向もあった」と格の違いを見せるように手数で圧倒。ダウンを奪った右フックは「手応えはなかったがタイミングはよかった」と涼しい顔で振り返りながらも「もっと鮮やかに倒したかった」と反省も忘れなかった。

 父・伸克さんはボクシング未経験ながら、独学で研究を重ね、坂井を指導。この日はセコンドを務め愛息をサポート。「この戦い方では相手が強くなると厳しい。次は修正してほしい」と指摘された坂井は「まだまだ自分のボクシングはできなかった。次戦はもっと強くなって帰って期待」と8月に予定されるプロ2戦目を見据えた。

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